毎日変わらず日は昇る 毎日変わらず日は沈む
会社勤めの単調さ 誰かが動かしてるのみたい
当たり前が毎日続く 変わらなすぎる一日が終わる
きっとそれはこれからも 変わらないのだろうと思ってた

いつものように目が覚めて いつもと同じ月を見て
「ああ、起きちゃった」なんて また温かい布団にもぐって
そのまま眠れたらよかったのに 何もなかったならよかったのに
でも、私に訪れたのは 朝の来ない夜だった

日の出を知らせる目覚ましだから 夜が明けなければ鳴らないの
「もう朝だよ」なんて言われても 信じられるわけないでしょう?
藍の空には銀砂が瞬き 丸窓うさぎは餅をつく
蛍光色に光るのは 「00:00」(真夜中)を告げるデジタル時計
エプロン姿の母は言った 「いつまで布団にいるつもり?」
そうして押し出された世界(ニチジョウ)は 影絵のように滑稽だった

お洒落なあの子はボロを見につけ
賢いあの子はヘラヘラ笑い
元気なあの子はおどおど歩き
気になるあの子はどこへ消えたの?

「これは夢?」 手のひらでピカピカ光る時計は震える
「そうかもね」 非常識(ありえないこと)にくるくるニヤニヤ笑いながら

先生たちはボールで遊び おちゃらけアイツが校長先生?!
夜の校舎は煌々と知らんぷりで明かりを灯す
「ねえ、遊ぼうよ?」 クラス一真面目なあの子がにっこり笑う
ギャグばかり言う先生に 注意を飛ばす生徒たち
「一体何がどうなってるの? 私の日常はどこに行ったの?」
椅子を蹴飛ばし机を飛び越え 人形劇から逃げ出した

くるくる踊る人形に
ヤジを飛ばすは小鬼たち
闇の中に瞳が光る
日の光はどこへ消えたの?

「夢なら覚めて!」 頬をつねってもただ無駄に痛く赤くなるだけ
「君次第だよ」 時計は笑う ホントに夢なら良かったのに!

どんなに待っても夜は明けない どんなに待っても明日は来ない
「もうそれでもいいんじゃない?」 道化師(クラウン)気取りの時計は笑う
「いつもと違う毎日で いつもと違う日常で」
「ああ、そうかもね」 目を閉じる 夢がホントになるのなら

「でも、それじゃあんまりじゃない?」

黒の帳は幕を引き
夢の子供は帰る時間ね
馬鹿げた遊びはもうおしまい
闇の瞳は消えていた

「夢は、ただ夢のままに」 いつも通りが楽しいんじゃない
「よく出来ました」 時計は笑う ほら、もう夜が明けていく

毎日変わらず日は昇る 毎日変わらず日は沈む
止まらないよう 壊れないよう 誰かが動かしてくれてるんだね
当たり前が毎日続く それが変わらないことを願おう
きっときっと、ずっとずっと 変わらない毎日を……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

マジカルミッドモーニング

初めて歌詞を書いて見ました。
明るいけど、ちょっと怖い?

2012/02/08
ちょっと訂正。
元のもあげておくけど、どっちのほうがいいでしょうか?

閲覧数:65

投稿日:2012/02/08 20:03:51

文字数:1,105文字

カテゴリ:歌詞

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