春待つ街

BPM=187


春際歩けば
風が頬を撫でていく

何も無い言葉のように


窓辺の机に置いたまま
白紙が続いたダイアリー

壁掛けのパズルにはひとつ
埋まらない穴があいていた


わずか一言だけで
それで終わりなんだね

続きの話しも全部消えていく


君が去っていった街は癒えないまま
春を待ち続けるようで

笑顔でまたねと言えたことだけが
ずっと心に残っているんだ



綺麗なものに名前なんて付けない方がいいだろう
手放す時が来るとそれが心を傷つけるから

幾度時が巡って春が咲き乱れても
これじゃない これじゃないんだよ


君が去っていった街は迷いながら
春を待ち続けるようで

何度も重ねた夢の眩しさが
ずっと心を照らしているんだ


美しく咲かないなら
こんなものもう要らない
なんて身勝手だよね
春は未だ青くならないや


君が去っていってからは癒えないまま
春を待ち続けたようです

最後に綴った景色のちぐはぐが
きっと光になる

窓から吹かれた花びらがひとつ
空虚な次のページに舞い落ちた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

春待つ街

閲覧数:301

投稿日:2019/06/09 18:56:25

文字数:462文字

カテゴリ:歌詞

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