『おやすみ』
そう呟くと僕の一日は始まる。


空は言う。「どうして?」
僕は言う。『星が綺麗だから』
星は言う。「どうして?」
僕は言う。『夜だから』
夜は言う。「どうして?」
僕は言う。『暗いから』
繰り返しの毎日。

今日は空が泣いている。枯れてしまうのではないかと思うほど泣いている。
でもそんな日があっていい。
だって、いつも笑っているとみんな忘れてしまうから。
そんな一日。


僕は言う。『どうしたの?』
夜は言う。「眩しいから」
僕は言う。『どうしたの?』
星は言う。「いらないから」
僕は言う。『どうしたの?』
空は言う。「おやすみ」
繰り返しの毎日。

今日は空を飛んでいる。終わりの見えない空を飛んでいる。
でもそんな日があっていい。
だって、終わりが見えたら少し悲しいから。
そんな一日。


『おはよう』
みんなは言う。
『おやすみ』
僕は言う。
『また明日』
みんなは言う。
『さようなら』
僕は言った。


今日は空が泣いていた。溺れてしまうのではないかと思うほど泣いていた。
でもそんな日も今日で終わる。
だって、いつも泣いていたら僕は枯れてしまうから。
そんな週末。


『おはよう』
そう呟いて僕の一日は始まった。

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  • 非営利目的に限ります

day

閲覧数:110

投稿日:2011/04/25 22:43:40

文字数:525文字

カテゴリ:歌詞

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