
花弁が地面に落ちるくらいの
緩い滴り 綺麗なんて嘘
雨に濡らされた頬を隠せないまま
またここで愚かに咲くのね
春になればただ
今までどこに行っていたのか
蕾よ開けと 急かしていたのに
花開けばそれを撫でるでもなく
集まって アルコオルに酔って
綺麗だねなんて言うんだ
誰かのために咲けるならば
この香りが薄れても
まだ覚えているのに
花弁が地面に落ちるくらいの
緩い滴り 綺麗なんて嘘
雨に濡らされた頬を隠せないまま
またここで愚かに咲くのね
足元に揺れる
黄色い花を踏み潰して
「また生えるでしょう」と
枝から折ったように
誰かの意図だけで
枯れることなく伸ばして
都合が悪いから
根元で斬ったように
静かにもたれたあの肩を
感じることすらも出来ない
姿になるまで
初めて愛したあなたが老いても
円が重なり 縁は散ってゆく
熱に浮かされた夏を恥じる間もなく
またここで愚かに舞うのね
ぼろぼろになり穴が開き
そこにゴミを入れられた時
やっと誰かの役に立てたと
滴滴ってゆく
この地に生まれた理由も知らずに
花を散らして季節は巡るよ
夢に魘された冬が過ぎてゆく間も
またここで愚かに待つの
花弁が地面に落ちるくらいの
緩い滴り 綺麗なんて嘘
雨に濡らされた頬を隠せないまま
またここで愚かに咲くのね
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