惜しむよな昼下がり
角砂糖溶けるまで
さりげなく待ち惚け
染み付いてるらら揺れる
花束に微熱
ぬるま湯に浸け込んで
頼りないくちびると
なけなしの涙を少し
愛でて愛でて群青
分かったふりがお上手
吸って吐いてまた吸って
細切れの愛をおひとつ
真夜中の夢心地
薄氷を撫でるだけ
飲み干したあの星を
美しいとああ言って
軽やかに溶けた
星屑を詰め込んで
変わりない白昼夢
いたいけな睫毛が濡れて
どうかどうか純情
知らないふりもお上手
吸って吸ってまた吸って
決め付けた恋をおひとつ
愛でて愛でて群青
痴れっと目深がお揃い
吸って吐いてまた吸って
無愛想がお上手
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