●騎士団本部の入口にて
レン「ここが世界最強と謳われる騎士が束ねる騎士団本部かぁ・・・」
リン「さっすがね!これだけ立派なとこだもの、謝礼も気前よくどーんとくれるわよ♥」
カイト「あはは、どうだろうね」
●入口の衛兵に話しかける。
カイト「すみません、えっと・・・騎士団長殿への面会をお願いしたいんですが」
衛兵「なんだ貴様らは?!レオン殿は南方の遠征からお戻りになられたばかりだ、今は誰ともお会いにならん」
カイト「とても大事な話なんです!」
衛兵「ならん!お前らのような者が紹介状もなしにおいそれとお会いできる方ではない、出直して来い!」
リン「ちょっと何よそれ!私たちは世界の危機を知らせに来てあげてるんだからね!」
レン「上に報告もせず門前払いなんかして、後悔する羽目になるのはアンタだと思うぜ?」
衛兵「ふん!世界の危機だと?子供の遊びに付き合ってやるほど暇じゃないんだ」
ミク「遊びなんかじゃありません!!本当に一刻を争う事態なんです!」
衛兵「なっ!うわぁあああっ!!なんだそいつは?!」
ミク「え?わ、私は・・・」
衛兵「化物!」
ミク「!!」
???「ここの門兵はフェアリーも知らないのか?」
衛兵「なんだとっ!誰だ?!」
●ラカンが現れる。
衛兵「!!・・・・・・これはこれは、ラカン殿」
「貴方に人目に付くような所を彷徨かれては騎士団の信用が疑われます」
ラカン「人間以外は全て化物か。
「貴様の高尚な考えなど興味ないがフェアリーを化物と切って捨てる事態を聞いた騎士団長殿の顔が見ものだな」
衛兵「ぐ・・・」
ラカン「さっさと上に報告した方が身の為だ」
衛兵「・・・チッ、獣人風情が」
ギロッ
衛兵「ひっ!」
●衛兵が逃げるように中に入っていく。
ミク「あの・・・ありがとうございます」
ラカン「あれもアンタが救おうとしている”人間”だ」
ミク「え?それはどういう・・・」
ラカン「理解できんな」
●ラカンが去って、場面は待合室的なシーンへ・・・
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