永遠の探し人
似た人を、みた
二度、振り返った

偽物だった。

見つけられるかも知れない
会えるかも知れない
希望をもった一瞬が、情けなくて


「あのね、」

感情たちが逐一矛盾
面倒くさい
どれも本音で、心底面倒くさい

そんな二項対立。


意味ばかり
理由ばかり
求めては、くだらないと結論


もう求めないと誓った筈
突き放したのに


わたしのなかから
消えないように?
タイミングを見計らって
ときどき現れては
綺麗な跡を残して消える

純白の蘭も漆黒の霧も
ピンク色のアメ玉も
真紅の声も

残酷な金色の滴には無力で、非力で。


其れが欲しいと切望するほど
優しさなんて云う
真逆のモノを降らされる、と
知っていた


傷跡たちは愛しい痛みを奪って
いつの間にか消えていく

また、薄れゆく記憶たち
さよならに、期待する


それでも闇の中

バカみたいに
奇跡にすがる信者みたいに
ずるいきらいと毒づきながら



君に愛される夢ばかりみる




果てしない幻想と壊れない現実
見えない筈の躰
ふと、シンクロする瞬間

ふたりが知っていたら。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ハッピーエンドで笑わせて?

閲覧数:28

投稿日:2010/02/20 05:26:52

文字数:485文字

カテゴリ:歌詞

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