もうすぐバレンタイン

　　女の子からのチョコの季節

　　僕は毎年０個

　　でも今年こそはって期待してた



　　靴箱の中

　　引き出しの中

　　家のポストの中

　　いろんなところ探してみた

　　どこにもない


　　やっぱり僕に

　　バレンタインなんてこないんだ


　　そんな時インターフォンがなった

　　幼馴染の女の子

　　チョコを右手に僕の前に立っている

　　

　　初めての女の子からのチョコ

　　うれしくて

　　死んでしまいそうだった




　　もうすぐホワイトデー

　　バレンタインのお返しの季節

　　僕は毎年０個

　　でも今年は張り切って作った


　　
　　バスの中

　　教室の中

　　学校からの帰り道

　　いろんなとこで渡そうとした

　　でも渡せない


　　やっぱり僕は
　　
　　弱い男なんだ
　　

　　そんなとき僕の方を向いた君

　　今がチャンスだ

　　僕は思い切ってチョコを渡した

　
　　
　　初めての告白

　　いい返事が返ってきて

　　胸が張り裂けそうだった




　　このとき僕は感じた

　　運命は最初から決まってるわけではない

　　自分で切り開いていくものだと。