「俺だって助けてぇんだ。だけどあっちへの行き方がわかんねぇんだよ。」
「それならワタシ達が知っているよ。」
上から、美空の声が聞こえた。
「美空ちゃん!?」
「真二朗クン、名美チャン。キミたちには悪いけど、ここで消えてもらうよ。」
「クソッ。海田。こっちへ来い!」
「逃がさない!」
真二朗がまるでここを昔から知っていたかのように、くるくると逃げ回る。
後ろから追いかける美空は焦りを隠せず、どこかに向かって叫ぶ。
「Mirror Music!戦闘の許可を!」
『だめだよ美空姉。この人たちは生かしておかないと。いい作戦があるから。ここはあきらめて。』
「でも・・・っ!」
『いいから。あとは任せて。』
「・・・わかった。」

「・・・もう来ねえか。まずは一息ってとこだが、油断できねぇな。」
「ねぇ、真二朗。どこまで知っているの?」
「正直なところ、ここの場所だけだ。」
「そうじゃなくて、和人のこと。今の和人みたいな人に、昔会ったことがある気がするの。」
「・・・どういうことだ?」
「さっき、和人を見た瞬間。記憶がよみがえった感じになって。思い出したの。」
「まぁ、それ以上もう言うな。今の状況は、窮地に立たされっぱなしなんだぜ?」
それだけ言うと、真二朗は真剣な眼差しを天井に向ける。

「盗み聞きは感心しねぇな。夕田廉。」
「・・・いつから気づいてたんです?」
「ついさっきだがな。まぁ、横で殺気立ててるやつがいたら、嫌でもわかるぞ。夕田凛。」
「・・・こっちもばれてたか~。」
「さっきから声しか聞こえないんだけど。真二朗は見えてるの?」
「ちょっと静かにしてろよ。」
真二朗に制され、黙り込む名美。
「お前らは、和人をどうしたいんだ?」
「どうもこうも、助けたいですよ。ただし、楠田さんたちとは違う立場からですけどね。」
「まぁ、そうだろうな。」
「ワタシタチの目的は、【Black dusk】を発動させること。」
「きゃ!」
「クソッ・・・!」
「さあ、楠田クン。名美チャンと一緒にここで・・・死んで?」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Black dusk 第2章-6

うん。ちょっとやっつけw

日常編みたいなのも作ってみたいなー

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閲覧数:123

投稿日:2014/08/20 08:27:00

文字数:860文字

カテゴリ:小説

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