人造少女と白黒番人
<A>
床に転がる注射器や
まるで悪趣味な玩具や
愛想笑いをしてみても
吐き気を催すあの情景
<B>
何を勘違いしたのか
望んだ結果残すのは
そもそも人間じゃなくて
その言葉は喉で止まる
<S>
手を引かれ連れていかれた先で
人が人を人じゃないと呼んだ
作り物の僕が見てもそれは
とても とても 異常だった
僕が過ごしてきた当たり前を
羨むのはみんな人間の子
<A2>
相変わらず口下手な君や
冗談がさむいアイツも
動向がもう掴めない
ならば僕も行動起こさなきゃ
<B2>
人は人であるべきだね
シュプレヒコールが止まない
さあさあ今だ、立ち上がれ
夢から覚める時が来た
<S2>
こうなることは解ってなかった
見覚えのある小さな背中が
街とは呼べなくなった瓦礫の
中で 一人 揺らいでいた
乾いた「さよなら」が耳に残る
覚束無い足で何処へ行くの?
<C>
君を追って辿り着いた
嘘で踊らされる君を
利用してやろうと思う
ここにいる中で人は誰
<S3>
最初で最後の口づけを君に
そんな顔も出来るんだと笑う
心も体も手に入れたなら
君と なって ナイフ持って
あともう少しだっていう時に
君の僅かな意思が邪魔をした
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