私はかけがえのないものに、罪を被せました
私が溺れたその宮に一滴の琥珀を垂らしたために
確かにその子を授かりました
けれど私はその子の存在を許しませんでした
その宮の心を汚し、さらに私は傍らにはいませんでした
赤く熱された鉤爪でその子をその宮から引きずり出し
その子を八つ裂きにして黒く染め上げたのです
許してだなんてとてもいえない
私はあなたに殺されたい
だって私はあなたに罪を被せてこの世から始末したのだから
そこまでして生きる意味を今問う
私の子へ
私はかけがえのないものに、罪を被せました
私が溺れたその宮に一滴の黒曜を垂らしたために
その系譜を途切ってしまいました
私はその子の存在を受け入れられませんでした
その宮の心を汚し、また私は傍らにはいませんでした
全ての思い出を否定されて飛んでしまおうとしているその宮に
私は自分の思いだけで繋ぎ止めていたのです
許してだなんてとてもいえない
私はあなたに刺されたい
だって私はあなたにとって一番大切な人を奪ったのだから
そこまでして生きる意味を今問う
私の子へ
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