大人たちが口々に
酌み交わす言の葉の
意味さえ未だ知らぬ
幼い子らの声

「絶望的状況だ」
されど生きねばならぬ
「義務とは自由である」
そうだ生きたいんだ


…　ボ　ク は　


何が怖くて
何が要らない
わからなくて
教えてくれない　大人
ボクじゃなくて
キミになりたい
子供じゃなくて
オトナになりたい　子供


欲望とはいつの世も
無い物ねだりすることで
キミだって同じでしょ
生存欲求　居場所が無いから

たとえば子のままで
大人になっていたボクと
あるいはいつの間にか
大人になっていたキミと


どちらが正しくて
どちらが間違っているの
どちらか正しくて
どちらか間違っているよ
どちらが正しくて
どちらが間違っているの
どちらも正しくて
どちらも間違っているよ


…　ソ　レ が


…答え？


大人たちが口々に
酌み交わす言の葉の
意味さえ未だ知らぬ
幼い子らの声　で


空を渡る鳥は歌う
空ではなく地上の喧騒
空は青く空ろなだけ
空にはもう歌うべき歌はない


大人たちが口々に
酌み交わす言の葉の
意味さえ未だ知らぬ
幼い子らの声

それこそが歌うべき歌
キミこそが歌うべき歌
オトナさえ歌われてる
ボクの歌も歌ってよ

「絶望的状況だ」
されど生きねばならぬ
「義務とは自由である」
そうだ生きたいんだ


大人たちが口々に
酌み交わす言の葉の
意味を知り過ぎてしまった
幼い子らの泣き声


それこそが歌うべき歌
キミこそが歌うべき歌
オトナさえ歌われてる
ボクの歌も歌ってよ

「絶望的状況だ」
されど生きねばならぬ
「義務とは自由である」
そうだ生きたいんだ


大人たちが口々に
酌み交わす言の葉は
意味さえ未だ分からぬ
幼いときに聞き覚えた


「絶望的状況だ」
だからこそ生きねばならぬ
「義務とは自由である」
そうだ確か生きたいんだ


…　ボ　ク は　

…　キ　ミ と　

…　ソ　レ が　



…答えだ