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錆びついたネジ
巻くことは難しいようで
力を入れると折れてしまうよ。
そのより誰もホコリかぶった僕に近寄らない
まるで僕を背景のようにフイルムへ焼き付ける



「なんでこうなったの」と僕に言う
「何も変わってないよ」と僕は言う
心の中で僕は叫ぶ



写真のように止まった僕を動かして！
誰かネジを巻いてよ僕を優しくそして強く！
もう一度僕を笑わして！
もう一度世界を見せてよ！




折れた歯車
直すのは難しいようで
代わりが見つからないよ。
ただ綺麗な感覚が僕を満たしては去っていく
まるでそれは今にも僕が動けるような気分にさせてさ



「昔は綺麗だった」と僕に言う
「何も変わってないよ」と僕は言う
僕の中で僕は呟く



写真のように止まった僕を動かして！
僕の歯車を作ってよ早く代わりは誰も居ないよ！
もう一度この手を引いて！
もう一度貴方を笑わしてよ！



「誰か」と叫んで泣いても”誰か”は振り向かず
名前がなければ意味などないね
僕は知っているよ…



写真のように止まった僕を動かして！
僕のネジを巻いて貴方の手で貴方の力で！
もう一度僕を笑わして！
もう一度貴方を笑わしてよ！



「泣かないでくれよ」と僕に言う
「一番弱虫はだれ？」と僕は言う
君の中へ僕は吐き出す



写真のように止まった僕を動かして！
僕のネジを巻いて貴方の手で貴方の力で！
もう一度僕を泣かせて見せて！
もう一度貴方も泣いて見せて！



ぜんまい仕掛けの僕の心
貴方のネジも僕が巻くよ僕の手で僕の力で！貴方しか居ないよ！
もう一度もう一度笑って見せて！
もう一度僕の世界を動かして！