三時間目が始まった音に
かき消された独り言
「消えたい」って聞こえた

鈍色の雲 迎えに来てよここまで
見たこともない空の果てまで連れてって
退屈な日々忘れさせてよ今だけ
二人教室から逃げ出して…

君が「消えたい」と願うのならば
僕にもできることあるかな
どこまでも一緒に逃げて
辿り着くのはどこなのかな
丸まった猫背の後ろ姿を眺めてはみるけど
まったく分からないよ
いつも通り 役立たずさ

頬杖をついてる君の眼差しは
遠くを見つめてる どんなときだって
風にあおられて 飛んでしまいそう
そんな危うさが目を離せなくて 見てた

君が「消えたい」と願う理由を
教えてと頼むのはだめかな
遠くだけ見つめる瞳
映る景色はどんな色かな
拒絶するかのような後ろ姿を眺めてはみるけど
まったく勇気出ない
いつも通り 意気地無しさ

薄曇りの空から一筋の光差す
君にとって僕の声 あんな風になれるのかな

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A
さんじかんめがはじまあたおとに
かきけされたひとりごと
きえたいいてきこえた

B
にびいろのくも むかえにきてよここまで
みたこともないそらのはてまでつれてえて
たいくつなひびわすれさせてよいまだけ
ふたりきょうしつからにげだして

サビ
きみがきえたいとねがうのならば
ぼくにもできることあるかな
どこまでもいいしょににげて
たどりつくのわどこなのかな
まるまあたねこぜのうしろすがたをながめてわみるけど
まあたくわからないよ
いつもどおり やくたたずさ

C
ほおづえをついてるきみのまなざしわ
とおくをみつめてる どんなときだあて
かぜにあおられて とんでしまいそう
そんなあやうさがめをはなせなくて みてた

サビ
きみがきえたいとねがうりゆうを
おしえてとたのむのわだめかな
とおくだけみつめるひとみ
うつるけしきわどんないろかな
きょぜつするかのようなうしろすがたをながめてわみるけど
まあたくゆうきでない
いつもどおり いくじなしさ

D
うすぐもりのそらからひとすじのひかりさす
きみにとおてぼくのこえ あんなふうになれるのかな

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

鈍色空想

YOTY様の楽曲への応募作です。
https://piapro.jp/t/ysQw

教室で前の席に座っている「君」をこっそり想っている歌詞です。

閲覧数:107

投稿日:2023/01/03 02:17:55

文字数:886文字

カテゴリ:歌詞

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