椅子を2脚用意。魔女はそこに座って読書。狐は寄りかかってゲームをする。カオルはそれを椅子の後ろから寄りかかってただ見ている
鶏(お菓子がいくつか入った袋を抱えてダッシュで入場、カオルにぶつかってこけ、盛大にぶちまける)「にゅあああああああ」
カオル「った、あ、ごめん。大丈夫?」(お菓子を拾う)
鶏「ああ、ご、ごめんなさい!け、けが、あの・・だいじょ」
魔女「鶏、こんにちは。大丈夫?」
鶏「あ、魔女さん。こんにちは」
狐「あーあー、何、またかかしのパシリやってんの?」(カオルの拾ったお菓子袋を覗きこむ)
鶏「はい、あ、大丈夫ですかね?中」
カオル「あ、うん。大丈夫。まあ、開けてみないとわからないけど、多分平気だと思うよ」
鶏「そうですか。良かった」
魔女「あれからどう?」
鶏「はい。お蔭様で。破談の危機も免れまして。本当にこの度をどうお礼を申していいやら」
カオル「喜んでもらえたなら良かった」
狐「ホントに良かったのー?」
魔女「狐、かかしが嫌いなのはわかるけど、人にまで押し付けるのは良くないよ」
狐「別に押し付けて無いじゃん。ただそう思ったから言っただけだよ」
カオル「二人とも・・鶏が困ってるから・・」
鶏「えっ!?いや・・あの・・」
狐「ねえ、鶏はホントにそれで良かったの?」
鶏「え・・はい」
狐「だって、今だってこうやってパシリにされてんじゃん。鶏だってかかしの奴隷になりたいわけじゃないんじゃないの?」
魔女「奴隷だなんて・・かかしはそんなつもりじゃないよ」
狐「実態が変わらないから奴隷だって言ってんじゃん」
魔女「だからってそう言う風に言うことないでしょ?」
狐「そう、じゃあ魔女は鶏は大人しくかかしの言う通り奴隷してればいいって思ってるんだ」
魔女「そんなこと・・」
狐「犬なら・・・」
カオル「犬?」
狐「犬なら、そんなことはしなかったんじゃないの?」
鶏「え・・」
狐「もっと、鶏のこと大事に扱ってくれたんじゃないの?」
全員「・・・・」
カオル「ねえ・・行かなくて平気?鶏」
鶏「えっ!?あ・・そうですね!また、怒られちゃいます!じゃ、失礼します!あ、これ、みなさんでどうぞ」(お菓子をひとつカオルに渡す)
カオル「あ、ありがとう」
魔女「じゃあね。気を付けて」
鶏「はい。ありがとうございます!それでは!さようなら!(お辞儀、のちダッシュ)」
カオル(見送った後で)「ねえ・・もしかして・・だけど」(狐、カオルの手元からお菓子を取って食べ始める)
魔女「うん?」
カオル「あの噂、流したの、狐?」
狐「え?」
魔女「噂って・・あの、鶏とかかしの破談のやつ?」
カオル「うん」
狐「な・・なんで僕がそんな噂流すのさ!!!」
犬「動揺してますな」(登場しながら)
狐「うわああ!?な・・犬!いつからいたんだよ!」
魔女「こんにちは、犬」
犬「どうも、本日もご機嫌麗しゅう」
魔女「犬も相変わらずだね」
犬「ところで、またあの下賎な輩のお話が聞こえたようですが・・いかがなさったのですかな」
魔女「犬、そういう言い方は良く無いって言ってるでしょう?」
犬「おや失礼。しかし、狐殿はどうしてまたそのように慌ててらっしゃるのですかな。まさか、あのかかし殿に何かされたのですかな?」
狐「別に・・慌ててないし」
魔女「どうせ図星だったんじゃないの?」
狐「は!?図星って何が!?」
犬「まさか、狐殿なのですかな?かかし殿と鶏殿が破談するなどという噂を流していたのは」
狐「犬って・・いつから話聞いてたんだよ」
魔女「始めからだよ。気付かなかった?ずっと端っこの方で話聞いてたんだよ?」
カオル「えええ!?・・入ってくれば良かったのに・・」
魔女「犬の癖だよ。気にする必要は無いから」
カオル「そう・・なの?」
狐「さあ?少なくとも僕は気になるけど、声かけると逃げるしね」
犬「そ、そんなことはどうでもよろしゅうございます!!えーおほん!!で?噂の出所は狐殿なのですかな?」
狐「知らないよ」
魔女「犬は誰から聞いたの?」
犬「狐殿ですな。かかし殿と鶏殿が破断するから、ワタクシが鶏殿を貰い受けてはどうか、というお話でした」
魔女「かかしは犬からその話を聞いたんだよね?」
犬「そのようでしたな」
魔女「で、鶏はかかしからそれを聞いて、逃げ出した?」
犬「そのようでしたな」
魔女「じゃあ、やっぱり、噂の出所は狐ってこと?」
狐「ち、ちげーよ!」
カオル「じゃあ、狐は別の誰かからその話を聞いたってこと?」
狐「・・・・うん」
犬「誰ですかな?そのような外道をなさったのは!」
狐「げど、げどうって!・・そこまで言うことは・・」
魔女「外道は言いすぎだけど、そんな嘘を流すのは確かに良くないよ」
カオル「でも、誰から聞いたの?」
犬「そうですぞ!そのような噂を流したのは誰なのですかな!」
狐「・・え・・・それは・・・・」
カオル「うん」
狐「だからあ・・・・・魔女」
魔女「は!?私のわけないでしょ!?」
狐「・・じゃ、じゃなくてっ魔女は、聞いてないの?」
魔女「鶏が騒ぎ出すまで知らなかったよ。私はカオルのお迎えに行ってたんだから」
狐「・・そう」
犬「で、誰なのですかな?」
狐「・・・・・・・・」
全員「・・・・・・・」
狐「カオル」
カオル「へっ!?」
魔女「そんなわけないでしょ!この騒ぎが起こるまでカオルはここにいなかったんだから!大体、カオルはあの時、まだみんなのこと知らなかったんだよ?」
狐「・・そうだよね」
カオル「・・ねえ、本当に他の人から聞いたの?」
狐「なんだよ! 僕が嘘言ってるとでも言うのかよ!!」
カオル「ち、違うけど・・あの・・その・・・・そのこと、本当にちゃんと覚えてる?」
狐「覚えてるよ!!!だから・・・・あの・・・・僕は・・・そう、犬、から」
犬「ワタクシがそんなこと言うわけ無いでしょう」
狐「犬・・犬が、鶏のこと気に入ってるって・・それで・・破談が・・その・・・・しないかって」
魔女「ねえ、そんなことでそんな噂流したわけ?」
狐「・・・・・違うけど」
犬「大体、ワタクシはその話を他ならぬ狐殿本人から聞いたのですぞ?」
狐「・・・・・・だ、だからあ・・だから、この噂を、本当だと思っただけだよ。別に・・・犬から聞いたわけじゃない」
魔女「ねえ、じゃあ一体誰よ」
狐「だからあ・・・だからあ・・・・あの・・かかし」
魔女「かかしね。わかった。じゃあかかしに聞いてみよ」(行こうとする)
狐「ちがっまっちょっ」(ひき止める)
犬「病院に先に電話をかけたほうがよろしそうですな」
狐「だからっちがっ違うからっっ!!」
カオル「そうなると、あとは鶏くらいしか残って無いことになるよ?」
狐「あ・・そう!鶏!鶏から聞いたんだよ!」
魔女「何それ。それこそありえないよ。」
かかし、鶏登場
かかし「おう!お前ら!鶏がどうしたって?」
鶏「あの・・何か御用でしょうか?」
狐「あ・・いや」
魔女「ねえ、あの噂流したのって、かかしか鶏って本当?」
狐「ちょっ魔女!」
かかし「はああっ!?誰だ、んなデマほざいてるやつぁ!」
魔女「狐がそう言ってたよ」
狐「魔女!!」
かかし「おい、狐、どういうつもりだごら」
狐「え・だか、あの・・違くって・・」
かかし「何が違うんだおら言ってみろや、あぁぁっ!?」
狐「ち、ちが・・だか・・あの・・・」
カオル「かかし、あの・・もしかしたらあの・・・誤解・・かもしれないし」
かかし「誤解って何だ、ああ!?それとも何か?鶏がんなこと言ったとか言うんか!?」
カオル「その・・喧嘩した弾みに何か言っちゃって・・それが誤解に繋がった・・・・とか、ない、かな?」
鶏「ああ・・」
かかし「なんだ鶏、テメー何か心当たりでもあんのか?」
鶏「あ、いえ・・・あの」
狐「そ、そう!あの・・二人が喧嘩してて、その・・鶏が言ってたんだよ!このままじゃ、破談・・・とか・・なんとか」
かかし「あぁぁぁぁああっ!!!?テメーんなことほざきやがったのかごら!!」
狐「ぼ・・僕じゃないから!!!にわ、鶏が!!」
鶏「え!?ちがっ!?私、そんな」
かかし「てめー、んなこと言ってやがったのか!?あああ!?」
鶏「ひぃぃっ!ご、ごめ、な、な、ご、ごめんなさいごめんなさいいい!!」
かかし「鶏てめー何のつもりだごら!?ああぁ!!?」
魔女「ちょっと!!鶏怯えてるじゃん!いちいち脅すなって言ってるでしょ!?」
犬「鶏殿、今からでも遅くはないのではないですかな?ワタクシと、兄弟の契りを結び直すこと、ご一考に入れた方が」
かかし「犬!テメー人の物何勝手に口説いてやがんだおら!」
犬「ひぃっ!!?く、くどくなんてそんな、滅相も・・ワタクシはただあの・・ちょっと」
かかし「ちょっと、なんだっつんだ、あああ!?」
犬「で・・出来心とでも申しましょうか・・その・・」
かかし「出来心ってなあ何だ、おら、言ってみろ!ああ!?」
鶏「か、かかしさん、そんな・・あの、怒らないでください、大丈夫ですから!私はかかしさんとずっと兄弟でいるつもりなんですから!!」
かかし「ん?そーか、おう、良く言った」(頭を撫でる)
鶏「あ、はい。」(嬉しそう)
魔女「犬、あきらめた方がいいと思うよ?二人とも別れるつもりなさそうだよ」
犬「ですが・・その・・余りにも鶏殿が可哀想と申しましょうか・・」
カオル「鶏は鶏で嬉しそうに見えるけど・・」
犬「それは・・かかし殿には力がありますからな」
魔女「力って何。そういう考え方、良くないんじゃない?」
犬「そうはおっしゃられても・・ワタクシだって、数の利を付ければ、かかし殿にだって・・」
魔女「数の利って何!ねえ、そんなこと考えて鶏のこと口説いてたわけ?」
かかし「おい、犬、俺がどうしたって?」
犬「ひぃ!?で・・ですから・・ワタクシは別に・・」
かかし「何だテメー、俺に喧嘩売る気か!?あああ!!?」
犬「ひっ!!?ち、ちが、違いますってば!わ・・ワタクシはその・・」
魔女「ああああああもう!!!あなたたち、ちょっとこっち来なさい!!!」(かかしと犬を幕へぶん投げる、追って退場)
鶏「ああ!ちょ、ちょっと、待ってください!!置いて行かないでください~~~!!」(追って退場)
かかし「テメー何しやがる!!」
犬「婦女子がそのような行いをするのは余り、いただけませんぞ!」
魔女「うるっさい!!何度言ってもわかんないような馬鹿共なんてそんな扱いで充分でしょ!!ほら、来なさい!!今日と言う今日はみっちりお説教してあげるんだから!!」
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