もうずっと戦ってきた。
仲間も心も大分失って、もぅずたずたさ。
それも今日で終わりさ。
斬っ先も砥ぎ終わって、僕はヤる気も十二分だ。
ラスボスにゃ前から気付いてた。
随分と、見ないフリして。
僕だけじゃずっと放っていた。
自分を殺すなんて、無謀すぎるだろう?
それでも剣引っ提げて、相討ち覚悟で、行くよ。
弱点だって僕と変わらないはずだから。
もぅ誤魔化せない、最後の歌を叫ぶよ。
やっと一度傷を付けた。
頬に一文字の傷、僕の頬にも同じ痕。
しぶとさもそっくりで、逃げ回るのだけやたら得意で笑えてくるよ。嗚呼。
投げ出すなら其れは簡単で。
一つになって呑まれて終わり。
独りならきっと放っていた。
君を泣かせたから、そいつを許せなくて。
だから剣を引っ提げて、仇討を決めた。「殺るよ。」
死にたいほどの後悔は、そいつも知ってるはずだから。
もぅ誤魔化さない。
醜い僕らが歌うよ。
泣きながら剣投げ捨てた。「覚悟が決まった、殺れよ。」
潔すぎる宣言に、僕はそいつを斬り捨てた。
一つ自分を乗り越えて、先に進めるな。行こう。
後悔だけに縛られて、後ろ見てるのはもぅやめだ。
もぅ誤魔化さない。
前を向くのも怖くない。
もぅ、逃げ出さない。
無理も承知で、向かおう。
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