私たちが出会ったのは、2年前・・。




「すみません。道をお尋ねしたいのですが・・」


後ろを振り返ると、淡いピンクのワンピースを身にまとった少女が立っていた。
すこし涙目になっていて、今にも大粒の涙が零れ落ちそうになっている。

「はい。どこへ行きたいのですか?」

「えっと、お家への帰り道がわからなくなっちゃって・・・」

困った・・。
店や市役所などの建物ならわかるが、個人の家となると、私もわからない。

「家の近所になにかお店とかある?目印にでもなりそうな」

「うーん。どうだったかなあ・・」

見た目や仕草から、この女の子は中学生くらいかと思われる。

「そうだ!近くに公園がありました。名前はたしか・・『そらいろ公園』だったかな」

そらいろ公園か。
小さい頃よく行っていたので、場所ならわかる。

「じゃあ、そらいろ公園まで行けばわかるかな?」

「はい。お願いします」


そらいろ公園へ向かう間、私は少女とたくさんしゃべった。

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少女が願ったあの日 2


出会い編です^^

閲覧数:88

投稿日:2012/04/06 15:38:13

文字数:430文字

カテゴリ:小説

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