A
寒さが身に染みる
この街を後にしたいから
少し大きめの荷物抱え
飛び出した

二人歩いた公園
今は色を変えていて
好きと言葉にしていた時が
過ぎ去った

B
悩んでいた君を
抱き締めていただけだった
心まで慰められずに


S
いつからか かけ違えた
ボタンのようにズレていったのに
気付かない フリをしてた
さよならをしたくなかったよ


A
馬鹿ね、そう言って
呆れたようにため息をついて
次に決まって笑うその癖
好きだった


B
ここには大切な
ものが多すぎるくらい
それでも前に進まなきゃと


S
ただ忘れ たいだけかな
分かっているつもりだったよ
あの桜の 木の下で
手を繋ぐことはないのに


C
大人びていく度
心が奪われ
躊躇う気持ちと揺れていたよ


S
幸せに なれるきっと
僕のことを忘れていいから
君との 思い出の街
置いて行くには少しだけ…

Last,S
鮮やかな 顔をした
季節たち踏みしめていく
いつかまた 会える日(とき)よ
それまで俯いていたい



※平仮名バージョン


A
さむさがみにしみる
このまちをあとにしたいから
すこしおおきめのにもつかかえ
とびだした

ふたりあるいたこうえん
いまはいろをかえていて
すきとことばにしていたときが
すぎさった

B
なやんでいたきみを
だきしめていただけだった
こころまでなぐさめられずに


S
いつからか かけちがえた
ぼたんのようにずれていったのに
きづかない ふりをしてた
さよならをしたくなかったよ


A
ばかね、そういって
あきれたようにためいきをついて
つぎにきまってわらうそのくせ
すきだった


B
ここにはたいせつな
ものがおおすぎるくらい
それでもまえにすすまなきゃと


S
ただわすれ たいだけかな
わかっているつもりだったよ
あのさくら のきのしたで
てをつなぐことはないのに


C
おとなびていくたび
こころがうばわれ
ためらうきもちとゆれていたよ


S
しあわせに なれるきっと
ぼくのことをわすれていいから
きみとの おもいでのまち
おいていくにはすこしだけ…

Last,S
あざやかな かおをした
きせつたちふみしめていく
いつかまた あえるときよ
それまでうつむいていたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

don’t forget the past

 バイオレット梅さんの【歌詞募集】曲に、歌詞を付けさせていただきました。
寒空の下を一人歩いている風景が浮かんできたので、なんやかんやあってお別れを決心した人が街を出て行く、という感じで書いてみました。
 切なさの中にも前向きに頑張らなきゃ、みたいなメロディーにも聴こえたので意識してみたはいいものの…うまく表現できているかは分かりません(笑)

http://piapro.jp/t/Zv3O

 そう言えば、応募用では初の英字タイトル!思いつかなくてちょっとでもかっこよくしようとした結果です。
 とりあえず、よろしくお願い致します!

 ※歌詞を微妙に直しました。1/22 12:11

閲覧数:184

投稿日:2013/01/22 12:12:11

文字数:958文字

カテゴリ:歌詞

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