言葉にならない 些細な出来事
小さくて だけど鋭利な狂気
気づいていたのに 見て見ぬフリした
あの日のキミは 遠い昔に

降り立ったそこは 見慣れた風景
懐かしき風が 頬を掠める
賑やぐ公園 鳴り響く予鈴
全てが愛おしく感じたんだ

逸る気持ちに 逆らえず
石畳み飛び降り ひた走る

「キミは何処に居るんだい？」

キミを捜しに 時空を越えて
キミに会うため やってきたんだ
数え切れない思い出を
キミと創りにやってきたんだ
いっぱい話そう いっぱい笑おう
時には怒って たまには泣こう
今日からアタシはキミのイチバンだ！

華やかな街道 一本道
長閑な商店街に 若返ったオバサマ
会釈も上々に 街中駆け抜け
曲がった文具店 目的地終点！

下校時刻も過ぎ 静かな校舎
キミはきっと 此処に居るんだろう
あの日もそうで だからアタシは
あの教室に足を運んだんだ

跳ねる鼓動 広がる郷愁
急く足 近付く あともう少し

「やっと会えたね！」

人の感情は難しく
剥き出しにされた言葉は
希望にも凶器にもなり得る
深く傷を負った心は
脆く儚く壊れやすい

そう、キミは
キミの心はすでに
壊レてイたンダ

キミを捜しに 時空を越えて
キミに会うため 時空を越えて
力を手にして 過去へと飛んで

キミとただ友達になりにきただけなのにーー

「ーー違う。アタシは」

キミに謝りに 時空を越えて
キミにゴメンを 言いに此処まで
伝えられなかった想い 伝えに
努力を重ねて 力を手に入れ
アタシは許して欲しかったんだ

そうして、

キミを捜しに 時空を越えて
キミに会うため やってきたんだ
数え切れない思い出を
キミと創りにやってきたんだ
いっぱい話そう いっぱい笑おう
時には怒って たまには泣こう
今日からアタシはーー

ズットズット一緒ダヨ？