誰が見ても同じようなイレモノ
期待も　失望も
全部詰め込んだ振りしただけのちっぽけなモノ

どうなるか、なんて
自分が一番良くわかっているはずなのに
触れてみた
崩れたその欠片は
パズルのピースみたいに、なんて上手くはいかなくて

くだらない世界と、嘆き
“何か”のせいにして自分は隠れてる
手を伸ばせば何があるかもしらないくせに
くだらなくなったのは本当に世界のせい？

僕らは手の届かない振りして手を伸ばそうとしない
諦めたのはあの人　この人　世界のせいなんかじゃない
そもそも伸ばしもしない手じゃ届くはずがない
まだ遅くなんてないから
その手で　その足で
藻掻いていくんだ


わかった振りの言い訳ばかりで
希望も　絶望も
何も変わらない　同じモノだって叫んでた

ささやかな幸せを感じていたいんです、なんて
言葉にしがみついて
遠く　輝いてる
あの場所を見ないでいい理由だけを探して

欲張り過ぎると全部零してしまう世界だから、と
自分から捨ててしまった
あれも　これも
失くしてしまったのは欲張ったせいじゃない

僕は抱えきれない振りをして
また今日も捨てる
失ってしまう事に　怯えながら
身軽になったてのひらに涙が零れ落ちる
自分から捨ててる事に気付けないまま


見るのが怖くて
触れるのが怖くて
言い訳ばかり探していた
大切を抱えていたはずの両手は
いつの間にか理由で溢れかえってた


どうせ　失うなら　届かないなら
言い訳はいらない
どうせなら思いっきり欲張るだけ欲張って
手を伸ばすだけ手を伸ばして
両手いっぱい抱え込んで
行けるとこまで行けばいいんだ