いつの間にかカイトがギャグ要員
【】ナレーター
()なるべく絵で表現してほしい(別にただの希望なので…変更可)
意見どしどし言ってください!
*
【あるところにレンとリンという幼なじみの男の子と女の子が住んでいました。
二人は兄弟のように育ち、毎日お互いの家のベランダ越しにお話をしていました】
レン「ねぇ、リン。知ってる?遠い北の方にはミクって雪の女王がいるらしいよ」
リン「えー、怖いよ、レン」
レン「大丈夫、もしそんなのが本当にいたら、ぼくがリンのことを守るよ」
(その会話を、氷でできた鏡で聞いていたのは雪の女王と呼ばれている人でした)
ミク「なんて生意気な…この私に敵うわけがないでしょ。痛い目に合わせてやるわ」
【女王は下僕のカイトに命令をして、呪いのかかったガラスを二人の元へ持っていかせました】
カイト「うわぁっ…あぁどうしよう…」
(ところがカイトはどじっ子で、うっかり転んでガラス割ってしまったのです)
カイト「このままでは女王さまに怒られてしまう」
(涙目の下僕の前に現れたのは…なんとリンとレン)
リン「割れちゃったの?」
レン「拾うの手伝うよ」
【優しい二人は下僕の目的も知らず、助けてあげました】
(ところが途中、レンがガラスで怪我をしてしまったのです)
レン「リン、ぼく帰る」
リン「え…どうしたの?レン!待ってよー」
(突然冷たくなったレンの態度にリンは驚きます)
カイト「予定とは違うが目的は達成したな」
【これで女王に怒られなくてすむカイトは、笑いながら雪の城に帰って行きました】
カイト「ただいま戻りました、女王さ」
ミク「女王はやめてって言ったでしょう!王女って呼んで」
カイト「かしこまりました、ミク王女」
ミク「それで?ガラスはちゃんと渡したのかしら?」
カイト「もちろんです」
(その言葉を聞いて、満足そうにミクは微笑みました)
【一方ガラスの欠片が指に刺さり、性格が変わってしまったレンは、リンにも冷たくなり、独り言が増え、一人で遊ぶようになりました】
レン「ロードローラーで世界征服できないかな…ってかこの服ダサい…」
リン「レン、いる?今日はレンの好きな歌を練習してきたの」
レン「うるさい。リン、もうぼくに話しかけるな」
【ショックのあまり泣き出すリンはそのまま部屋にこもってしまいました。またまたその様子を氷の鏡で見ていたミク王女】
ミク「ねぇ、カイト。この子を雪の城へ招待しましょう」
カイト「何故です!?…ここは僕と貴女の二人だけの夢の城のはず…っ!」
ミク「カ・イ・ト」
(泣き顔の下僕カイトに白い馬車を運転させて、レンの元へとやってきたミク)
レン「アンタ…誰」
ミク「うふふ、誰でしょう?」
レン「…何か用?」
ミク「貴方を私のお城に招待するわ」
(ミクが手を伸ばしても、見向きもしないレン。ミクが指を鳴らすとカイトがレンを無理矢理立たせた)
カイト「ミク王女に何たる無礼!」
レン「ミク王女…どこかで聞いた名…あぁ、雪の国のミク女王」
ミク「知ってくれて嬉しいわ。だからこそ迎えに来たのだけれど」
【ミクがそっと近づき、レンの額に口付ける。するとレンは自らミクに抱きつく】
ミク「さ、帰るわよ」
カイト「ミク王女、雪の城に連れて行ったら、その黄色い少年、凍死しますよ?」
ミク「その為に今、魔法をかけたから心配ないわ」
カイト「魔法かけるのにわざわざキスしなくっても…」
ミク「いいから早く、馬車だして!」
(ようやく泣き止みかけたリンの耳に、ミクの怒鳴り声が聞こえてきて、リンは何事かとレンの部屋がある方の窓を開ける)
リン「何かあったの?…っ!レンっ!!」
ミク「この子は貴女よりも私を選んだのよ。ねぇ、レン?」
レン「…ミクの…仰せのままに…」
リン「うそっ!」
【こうして、レンはミクに魅せられ、雪の国へと連れていかれました。リンは服を着替え、レンを連れ戻すべく旅に出ました】
(住み慣れた暖かい街を離れて、花畑を通り過ぎ、小鳥たちに話し掛けます)
リン「レンをどこかで見なかった?黄色い髪に青い目の男の子なの」
鳥「見たことないね、でももう少し北に行くと物知りな女が住んでるから、そいつに聞いてみたらどうだ?」
リン「ありがとう、鳥さん」
(リンは歩き続け、寂しくなってきたときはレンの好きだった歌を歌い、自分を勇気づけました。季候が変わり、肌寒くなった頃に一軒の家に辿り着きました)
リン「ごめんください」
(リンが家のドアをノックすると、中からナイスバディなお姉さんが出てきました)
ルカ「あら、お客なんて珍しい…私に何か御用かしら?」
リン「あなたが物知りな方ですか?」
ルカ「そう名乗ったつもりはないけれど、情報通ってだけなのよ?でもこの辺りのことに関しては誰より詳しいかもね。とりあえずあがって。いま紅茶を入れるわ…私はルカ。あなたは?」
リン「リン、です」
【リンはことの経緯を身振り手振り一生懸命話しました。久しぶりに誰かと話し、不安やつらかったことを聞いてもらえた安心からか、話ながら眠ってしまうリン】
ルカ「おやすみなさい、今日はゆっくり眠るのよ」
(ルカはリンに毛布をかけてやり、部屋の電気を消した)
【翌朝、リンは目覚めるが、頭がぼーっとする。なぜ自分がここにいるのか覚えていなかった】
リン「わたし…」
ルカ「目が覚めたのね、リン。お庭の花に水をあげるのを手伝ってくれるかしら?」
リン「はい、今行きますね」
(リンが花に水をあげていると、どこからともなく歌が聞こえてくる。耳を澄ませば、それはー…レンの好きだった歌。ハッとするリン)
リン「ルカさん!私、いかなくちゃ…優しくしてくれてありがとう。ご飯おいしかったです」
ルカ「リン…どうして魔法が解けてるの!?…それだけレン君に会いに行きたいってことかしらね…仕方ないわ。ここからすぐ近くのお城に、最近王子とお姫様がやってきたって聞いたわ、レン君かどうかはわからないけど…会いに行ってみなさい」
リン「本当に、ありがとうございましたッ!」
(背を向けて走り出すリン。そのころ雪の城では…)
ミク「レン。私のことどう思う?」
レン「別に」
カイト「黄色いの!お前生意気なんだよ!ミク王女に失礼がすぎる!」
ミク「いいのよ、カイト」
(ミクは氷の椅子から立ち上がると、床に座ったまま虚ろな目をするレンの前に立った。黙って顔をあげたレンをじっと見つめる)
レン「…きれい、だ」
ミク「私が?ありがとう」
【レンはミクに魅せられてしまったのか、それから片時もミクの側を離れようとしなかった】
カイト「くそ…っ!こんなことなら、さっさと助けに来い!黄色の女!レンはここだ!」
(影からレンとミクを見ていたカイト)
【カイトは、レンをミクから離したいが為に、リンを探しに出ていったのでした】
ボカロ劇*コラボ専用…前半
ママからシナリオを引き継ぎました…千緩です。
3匹の子ブタではなく、雪の女王を原案にさせていただきました。
まだ後半部分を執筆中ですがすぐに持ってきたいと思ってます。
このあと、カイコやメイコ,がくぽの登場シーンもつくっていくつもりです。
そして最終的にどう終わるのかはまだ決めていません(笑)
マスターの方々、発音させにくいと思う部分、また、こここうしたほうが面白いんじゃ?などのご意見・お叱り、ありましたらお気軽にメッセージを送ってくださいませ。
すぐに考慮させていただきます。
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