うちの学校の理科教諭は、「あけましておめでとうテスト」なるものをしやがった。
これは、初歩の初歩、ただの暗記テストだったので、皆、気を抜いていた。

もちろん私も。


これは、実際に私の身に降りかかった災害を、文章化したものである。


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最初にも書いたが、範囲はそう難しいものではなかった。
冬休み明けで覚えているかどうか、という常識レベル、本当に暗記したら簡単に満点が取れるような、ものだったので、そう慌てることもなかった。


筆箱の中身を見るまでは。


愛用のガマ口財布型筆箱の中には、愛用の消しゴムの影も形もなかった。




あうと――――――




「こうなったら、もう消しゴムなしでやるしかない!!」

と、中二っぽいことを考えたのは、ただ焦っていたから……のはず。



まあでも、こういう時に限って、しょうもないミスを犯してしまう訳で。


ハイ。間違えました。


でもここで諦める訳にもいかないので、ほかのところをさっさと済ませて、私は改めて問題に向き直る。

間違えたのは、二か所。
制限時間は残り十分。

何か策はないのか――――――――あ、あった。



さて、皆さんは経験したことがあるだろうか。
鉛筆で書いた上に付箋を貼ると、糊の部分に写り、色が薄くなること。



では、突然ですが、ここで問題です。
私は、何をしたでしょうか?


① 付箋の糊をシャーペンの先でそぎ落とし、練り消しのようにしてこすった。
② 糊の部分で直接こすった。
③ 先生に頼む。


ま、シャーペンの先でこすれるわけがないので、答は②。


軽く上を擦る。
まあ、汚くはなったけど、分からない程度に書き直せはした。

そこで、時間切れ。
一応、無事にテストを終えられた。

さて、と。
替え芯を入れなくては。

シャーペンのキャップを外すと、小さな消しゴムがついたままになっていた。



無駄だったね。私の努力。

ただ、そのテストで、満点を取ることができたのが、唯一の救いだったと、私は思う。

ライセンス

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  • この作品を改変しないで下さい

こういうことって、たまにありますよね。 2

これ、ホントにあったことです。
こういうことって、たまにありますよね。
…………そうですね。ないですよね。

とりあえず、忘れ物には注意してください。

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閲覧数:287

投稿日:2013/03/24 13:05:33

文字数:933文字

カテゴリ:小説

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  • モス

    モス

    ご意見・ご感想

    シリーズ化している・・・だと・・・!?
    これは3話も期待ですね、頑張って下さいね^^
    自分も頑張るから、空白の5日間とか・・・。
    空白の5日k(ry 大事な事n(ry

    2013/03/24 19:07:56

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