何人目かしら　うざったい言葉を吐いてくる奴は
いい加減気付いたら？　あたしはただの玩具じゃないの

心の奥底まで見せてくれたら　ちょっとくらいなら近づいてもいいわ
あんたらは「あたし」を何だと思ってるの？　きっとキーホルダーくらいだと思ってんでしょ
あたしもそうよ　暇潰しの玩具　悪戯して欲を突いてみるの
吐息だけじゃ　物足りない　我慢なんていくらでもできるわ

夢は綺麗なまま終わる　現実は酷く醜いだけよ
汚される前に汚れているもので　闇の世界に飲み込まれていく
カーテンを閉める前に　あの満月を　汚される前に見たいのよ

強めの酒で酔い潰れる前に酔い潰してやるのよ　当たり前でしょ
真っ白なシーツ　飛び込んで合図を待つの　予想通りの行動に出たあんたらに微笑むの
お馴染みのキス　飽きてしまった　突き上げる欲情は止まりはしない
嘘の愛だけじゃ　物足りない　想像以上の熱が欲しいだけよ

想いは隠されたまま　熱が本能を揺さぶるだけよ
聞きたくないの　だからその唇　何時間でも塞いでいたいわ
高鳴る鼓動を無視して　今だけは　あんたに集中しなきゃいけないの


モザイクだらけの世界が　あたしにはお似合いなんだと
薄汚れただけの世界は　あんたにお似合いよ
今日もどこかで嘘吐き同士が　「愛」を語るの　思い通りに動かしてしまう　情熱


夢は残酷に粉々になって　現実は地獄の底へと突き落とされて
キスマークつけられて　「所有者」気取り　嗚呼あたしは「商品」ね
扉を閉ざす前に　現実を見ていたいの　まだ「綺麗」なあたしを