会いにいくインスト

yanyanohohoho

ずっと外を眺めてた
窓に顔を付けたまま
何もかもが馬鹿らしくなって
曇り空は四日目

夜の街駆ける電車、踏切
帰りを急ぐ僕
今は無い物ばかりだ

寝静まった真夜中に
静かに自分を肯定した
僕らは夢の中だけキラキラ光って
なけなしの記憶辿って君に会いに行く
何故か知らないけど無くなっていく気がして
その前に

雑になっていく生活も、人の目も
もう全部どうでもよくて
寿命だけが過ぎていく
売れる物なんて時間だけ
1時間あたりの寿命を売って生きてる

この街に2人がいた跡はもう無い
まるで最初から何も無かったかのよう

少しでも速度落としたら
涙が溢れてくるような気がして
鈍い痛みも無視して走った
なけなしの心紡いで君に会いにいく
何故か知らないけど
軽くなっていく気がした

寝静まった真夜中に
静かに自分を肯定した
今はただ
少しでも速度落としたら
涙が溢れてくるような気がした
息苦しさも無視して走った
残った寿命を使って君に会いにいく
あの頃以来だ　生きている気がした
あと少しだけ走れる気がした