「まっすぐ歩けば たどりつけるよ」
空を指す君と僕の
うしろには何もない 今はもう
帰れない 君と僕の
つなぐ指 泥だらけで
互いの温度だけを知る
迎える光が なぜだか怖くて
言いきかすように
「大丈夫、きっと……」
月はまた満ちては欠けて
見上げる僕らをまばらに染める
吹く風が髪を揺らした
隙間から見えた 君の泣き顔
つなぐ指 すっと抜けて
約束だけ糸を紡ぐ
優しい全ては なんだか怖くて
溢れないように 目蓋を閉じた
雨がずっと泣き止まずに
震える僕らを濡らし続けた
声もなくそっと流れる
隙間から見えた君の泣き顔
迎える光が なぜだか怖くて
言いきかすように
「大丈夫、僕ら……」
悲しみは溶けては積もり
凍える僕らを白く染めてく
吹く風が髪を揺らした
隙間から見えた 君の
月はまた満ちては欠けて
見上げる僕らをまばらに染める
吹く風が髪を揺らした
隙間から見えた 君の泣き顔
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