才能が無さ過ぎて嫌になった１８の秋
嫌気は生活にすら出てきてしまった

そんな俺の前に現れた
自称　ＲＨ(あーるえいち)
「僕に言えば何もかもやり直せる」
「それなら俺の才能をやり直せ！」

グルグル快楽が襲う襲う襲う
目が覚めれば溢れた才能
自分自身に溺れそうなぐらい楽しくって
「望むだけの対価は相応貰おう
何たいしたことじゃない
「今」の君には関係無いんだからさ」


冬が終わった最後のテスト結果は最悪点
才能に自惚れてて怠ったせいだ

これじゃ良い大学に行けない
そうだ　ＲＨ(あーるえいち)！
「俺のこの頭を勉強無しでも
良い大学に行ける天才にしろよ！」

パラパラ馬鹿みたいに解ける問題に
人生最高の結果点
ＲＨさえいれば俺は最強無敵だ
「自分にとって不都合がやり直せる
最高な人生じゃん
足が浮いたかのように軽い気持ちだ」


大学の初テスト「やり直し」
最初の印象が悪かった「やり直し」
友達関係ヤバいな「やり直し」
間違えて〇〇〇しちゃった「やり直し」
犯罪失敗全て全て不都合な事
やり直しやり直しやり直しやり直し.............

「ＲＨやり直しだ」



或る日大学でバレタ家庭事情
「お前の家って貧乏なんだろ？」
最強トップの俺が何で指指されて笑われている！？


「今度は何をやり直す？」

「俺の人生をやり直してくれ」


パラパラ漫画の様にリセットされて
平凡な１８歳な俺
ＲＨは止まらない停まらない停まらない！！？？？
目が覚めれば真っ白な夢の世界で
現実じゃない違う
「対価は君と言う存在に確定」
僕の代わりに君がＲＨだと
このリセットワールドで生きろ
「何故俺が夢世界で生きる！？」と悲劇のヒーロー
時間をやり直すなんて大罪だよ
だけどお前が意思で選んだ
これでお別れだバイバイＲＨ