今日の夜明けを5分ほど過ぎた
真横から昇る太陽の下で
変わり始めたのは気付いていた
いつも走り出したアスファルトの道
今じゃ乗り越えられない高い壁
しかし未だ知らん顔でのびる
真下の鉄塔は何かを見つめてた
ビルの横を淡々と走り
苛立たしげな顔で舌打ち
当たり前の日々ながら渋い
苦々しさは今日も消えない
きっと思っているよりも変わっちまうんだろ
足元の夜空は何より綺麗で
落ちていくようだ 景色を速めて
逆さまで見上げたあの空の彼方
いつもと変わらぬ 青空みたいだ
どうも何かが違うとか言うと
笑われることに慣れてきた少し
だから咲かない花見ないふりで
いつも蹴り飛ばした空き缶の中に
詰めた不安は寂しく見えていて
宙に浮いたゴミ捨て場に投げた
行方は知らないがどうでもいいかもな
深く刻む海の中ずっと
流れ落ちてく街の悲しさ
夢のような日々なのに覚めぬ
受け入れるのはいとも容易い
そうだ分かっていないのさ 分かりたくもないが
辿り着く場所には空へとのびてく
何かがあればと 何度も思って
夕焼けを隠して続いてく夜に
打ち明けそびれた 君との話を
足元の夜空は何より綺麗で
落ちていくようだ 景色を速めて
逆さまで見上げたあの空の彼方
君がいたかもと 目を開いたんだ
今日だって朝陽は横向き続いた
それでも明日は 前へと向かって
君の声聞こえた気がしてたのなら
ドアを開けて今 落ちていく先へ
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