おとといの傷跡が 虫に食い破られていたり
泥に描(えが)いた城が 崩れかけていたりしてても 
A’
僕の両目から落ちた雫は真っ赤
閉ざされた闇の中で光は幽(かす)か


僕の全部 おかしくした君が
愛せるか?とまだ痛みをくれる

サビ
ぶつかり合う全身が 見えてればいい
だけど君は亡霊だ 僕の後ろだ
君は僕の代わりの 目になって言う
「世界は美しく澄む ガラスのように」


答えは見つからない 血に染みた僕のこの目では
君が手を引いてまた ほら針の山に触れさせる
A’
深く刺すまではせずに 覚えさせてく
僕が進める限界 かげっぷちの淵


またいとしさが 湧いてしまうよう
甘い水を その手から舐めとる

サビ
愛のセオリーだとか 友情だとか
優しい言葉は麻酔 耳朶(じだ)を破って
毒の匂いは甘美で 清きを崩す
「ずっとそれが欲しかったろ」 もう聞こえない


また少しは大人になれたかな 
透かして見た世界は何色だ

サビ
割れたガラスが降り注ぐ 偽りの雨
全身で泣けそうだな 赤い涙で
君に引かれたこの手で 何かに触れる
ぬるく溶けてゆく君を 僕らの城を

掻き消される魂よ 煙と混じれ   
目を開けば錆びた色 これが現実 
誰かが僕を見つける 君を残して
さあ最期紡げファントム 世界は白か?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ファントム・スレイヴ

紛争中暗闇に閉じ込められた少年に亡霊が甘い世界を見せようと囁くのを最後振り切るイメージでした タイトルは亡霊・奴隷

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投稿日:2015/07/20 17:37:09

文字数:560文字

カテゴリ:歌詞

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