羽ばたいた 彼の姿
暗闇へと 消える
ただ一人 囲いの中
やけに羽音 響くよ

部屋に染み付いた香りが
何処からともなく溢れる
私を責めるように
意味のない自問自答に
結末のない朝が来る
すり切れた指先

涙が
ふわり ぽつり 足下に落ちた
ふたり ひとり 籠の中
見えない薬 ぽかり 胸穴を開けた
終わらないこの気持ちを
目次へと変えたい


輝いた 思い出達
押入れへと しまう
重なった シーツの上
やけに皺が 目立つよ

捨てられた彼の歯ブラシ
乾いた毛先の角度に
唇を重ねる
並んで笑ったあの日も
孕んで殺したあの日も
繋がりを求めた

何かの
とくり とくり 鼓動が聞こえた
ふたり ひとり 僕の中
命の祈り とろり 空へと還した
終わらないこの呪いを
右手首に刻む


上に 下に トレモロ


誰かの手を引く 小さなてのひら
守られずに消えた わかば
二人の残骸 廃棄物と化し
燃えカスに混じり 飛んだ


何かの
とくり とくり 鼓動が聞こえた
ふたり ひとり 僕の中
朝日はきらり 光り 産声を上げた
たまらずに耳を塞ぐ

涙が
ふわり ぽつり 足下に落ちた
ふたり ひとり 籠の中
贖い切れぬ罪につけた
名前が呼んでいる
終わらないこの気持ちの
終着点はどこ?

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(平仮名Ver.)

はばたいた かれのすがた
くらやみへと きえる
ただひとり かこいのなか
やけにはおと ひびくよ

へやにしみついたかおりが
どこからともなくあふれる
わたしをせめるよ(う)に
いみのないじもんじとうに
けつまつのないあさがくる
すりきれたゆびさき

なみだが
ふわり ぽつり あしもとにおちた
ふたり ひとり かごのなか
みえないくすり ぽかり むねあなをあけた
おわらないこのきもちを
もくじへとかえたい


かがやいた おもいでたち
おしいれへと しまう
かさなった しーつのうえ
やけにしわが めだつよ

すてられたかれのはぶらし
かわいたけさきのかくどに
くちびるをかさねる
ならんでわらったあのひも
はらんでころしたあのひも
つながりをもとめた

なにかの
とくり とくり こどうがきこえた
ふたり ひとり ぼくのなか
いのちのいのり とろり そらへとかえした
おわらないこののろいを
みぎてくびにきざむ


うえに したに とれもろ


だれかのてをひく ちいさなてのひら
まもられずにきえた わかば
ふたりのざんがい はいきぶつとかし
もえかすにまじり とんだ


なにかの
とくり とくり こどうがきこえた
ふたり ひとり ぼくのなか
あさひはきらり ひかり うぶごえをあげた
たまらずにみみをふさぐ

なみだが
ふわり ぽつり あしもとにおちた
ふたり ひとり かごのなか
あがないきれぬつみにつけた
なまえがよんで(い)る
おわらないこのきもちの
しゅうちゃくてんはどこ?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ターミナル(歌詞応募用)

Blank Noteさんの曲の歌詞募集応募用です。
(→ http://piapro.jp/t/ChJm
初めて聴いた時、曲の節々からどことなく想いの終末というものを感じました。
しかし、だんだんと聞いていく内に終末というよりかは、むしろ終末に辿りつけずもがいているかのような印象が強くなってまいりました。
リズム感が無いので、少々字余り・字不足があるかもしれません。すみません。

閲覧数:178

投稿日:2011/08/16 14:30:57

文字数:1,208文字

カテゴリ:歌詞

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