聞こえない 聞こえない 聞こえない 聞こえない
アタリマエダ キカナイ イミ、アルノ?

嘲笑った僕は刃物を投げた
当たったモノは痛がらず倒れた
砂のように溶けた 儚いモノ
溶けたヤツを掬い上げて
息で吹き飛ばして呟いた
“ジツニ、アワレナ…”

僕はいつも見ていた 何も変わらない世界を
何の為に見続けて 呟いただろうか
そんなモノの為に僕は息をしてるんじゃない
何も聞こえない 嫌な映像だけ
見えるよ 見えるよ 見えるよ 見ないよ

鼻で笑った“陰”は僕を突き飛ばした
倒れたのは僕で激痛が走った
砂のように溶け出したボク
溶けそうでも“陰”を睨んだ
ソイツはこう呟いた
“ジツニ、アワレナ…”

僕は知った 今まで殺ってきたモノは
砂になって溶けたモノは 僕自身だった
いくつかの僕の声がして 喚く
何も聞こえないように耳を塞いだ
でも心から聞こえる

嘲笑った“僕の陰”近づいてくる
重なり合うのは 前の記憶 見えた
全ての僕が言い放った 小さな声で
“ゼンブ、キミダヨ。ホンモノハ、キミダヨ”
指をさして 近づいて 消えていった

何の為に繰り返すか 誰も知らない
だって何も“キコエナイ”
僕であることがどれだけ嬉しいか
自問自答なんてしないで受け入れて
そうしたら何か聞こえるよ
微かな声が。

“ホンモノハ、キミダヨ”

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

聞こえない

中学の時に書いた歌詞です。人格はアリスです。

閲覧数:48

投稿日:2013/06/22 23:33:39

文字数:567文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました