悪意を見抜く魔法
誰にだって出来る楽勝
本当に分からないの?
それは心に鬼を宿すこと

好物は甘い嘘
梨も意外に嫌いじゃない
面倒見は良い方よ
私の鬼はこんなにも美しいの

偽善者はいつだって
誰より世界平和を願うもの
正義を行った事実が
必ず民衆の為になるの

なんて おかしな世の中に
甘美な鬼を飼いましょう
優しい虚言はたいらげて
悪意と本音を残すのよ

時間を戻す方法
誰にだってしたい切望
本当に出来ないの
それは甘い妄想に過ぎないの

欲望は苦い梨
美味しい果実も腐らせる
幻想に囚われて
現実を腐らせた人達がそんなにも偉いの?

英雄はいつだって
誰より世界征服を望むもの
殺戮を繰り返した真実は
何故か大衆の為にあるの

だって 疑うべきこの価値観は
理想の為に歪められた
信じるべき本望も
仁義と正義には敵わない

甘く甘く 肥えた鬼
飼い慣らすことは簡単でしょう?
ねぇ 対価は嘘つきで十分だもの

そうよ 下らないこの世界観を
疑うことで信じたいの
卑しい嘘を呑み込んで
知るべき『悪』と向き合いたいの
それが 素晴らしい鬼の飼い方よ
腐った本質を曝け出すの
甘い鬼が良いでしょう?
暗鬼を飼うなんて冗談じゃないわ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

疑心甘鬼

2作目になります。


テーマはタイトルをもじった辺り『疑心暗鬼ならぬ疑心甘鬼の正しい飼い方』とでもいいますでしょうか。暗鬼なんて冗談じゃないですよ!飼いたくない!そんなの飼い慣らしたら卑屈になってしまいます。だから甘い鬼を飼い慣らせばそんなことにはならないのです。

閲覧数:139

投稿日:2012/01/08 02:04:22

文字数:518文字

カテゴリ:歌詞

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