アリガトウ
君ノ温モリヲ忘レハシナイヨ……
とある日 とあるベランダの
段ボールの中で生まれた
僕と三匹の兄弟たち
これからも一緒の仲間たち
生まれたばかりの僕は
ママの姿が視えなくて
動けない僕は突然に
温かい何かに乗せられて
どうしてかな?
誰かが離れてく?
そんな気がするよ。
イカナイデヨ
僕も一緒に連れてってよ ねぇ!
ミエナイヨ
おいてかないでよ
1人にしないでよ!
とある日 僕は引き取られた
知らない誰かとご対面
でもそれでも何も見えなくて
それでも何故だか苦しくて
柔らかくて温かい
何かの上に乗せられて
僕はそこで眠っては動いて
何かを飲んではまた眠り
どうしてかな?
だんだん気が遠く
感覚が鈍っていく……。
クルシイヨ
何だカ息が
シ辛くなッテくヨ
キエテユク
うっスらしテタ光ガ
『マタ暗ク……』
アリガトウ
君ノ温モリヲ忘レハシナイヨ……
サヨウナラ
イツマデモ君ノコト覚エテイルカラ……
いつかまた
君に出会えると
信じて待ってるから………。
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