私がここで翼を休めだして、いくばかりか
時間はゆっくりと刻み始め
戸惑い遙かに鈍さを憶えた
勿論、そこに愛があったわけだけど
時代は流れ、浪漫の風もいつしか私を誘うように頬をかすめゆく
誘い?心が問うてることに気づき始めた私がそこに居た

過去・・・流れ流れた恋心
黙って瞳に映しているはずがないしょう?
胸疼き揺れ始めた夜、私は自分の居場所に気が付いた

違う景色を眺めてみたい
私は私の羽根を風に乗せてその想いを空に託した

夕空に浮かんだ羽根は方舟のようで
夜空に浮かんだ羽根は月片のようで
美しく見事なまでの光景はその場の私を魅了した

でも、それは私の焦がれた思いでしかありえなかった
そんな場面を度重ねたある夜、私達はめぐり逢う

互いに惹かれ合い、次第に増した恋路の数は
やがて愛を導きだし、私は思い切って
置き去りし場所から自分をすくいあげ
この時間こそが私の幸福と思えるようになった

「あぁ、私が今ここに在るんだ」・・・それだけで幸せだった
「二人一緒に空を飛んでいこう」・・・告げられた至福の時間

そして全てを取り繕い辿り着いた二人は
その夢を叶えようと自然優雅な大地を想いながら
接吻を交わし、これからの生活を思い描いていた

それは私が思い描いていた夢の軌跡のようで
だんだん色彩じみてくることに胸を踊らせた

出立の時、全てを積み込んだ夢荷を前にして
夢見の地への準備が整ったころ、もっとも
大切なものが私の目の前から消えて失くなった・・・

それは他のどんなものとも代えがたいもの・・・
あの言葉をずっと信じて疑わなかった私は、

 姿を眩ましたあなたを・・・
  ・・・時間だけが追いかけていった

夢と共に運ばれていった私はそれでもあなたを・・・
あなたもやはり私が愛したひとだから・・・

私は今宵心に想う・・・この時を

私は人として自由でありたい
浪漫を導き大空で鮮やかに咲き誇るよ

私は今宵空に想う・・・この時を

私は人として鳥といふものでありたい
浪漫をこの羽根に託し鮮やかに咲き誇るから・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

人として鳥といふもの

リアル話を鳥にたとえてぽえぽえにしてみました~。

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投稿日:2009/04/28 03:34:45

文字数:873文字

カテゴリ:歌詞

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