イコトネィシニ
ikotoneihsini
アゴカィマルラルサゥ
agokayimururarusaw
イコチセァカス
ikotiseakas……

(古の時 忘らるる都の 栄えし時……)

夜の囁きに耳を傾けよ
聴こえただろう
我らが謳うべき詩が

死人の衣で紡いだ糸と
仇の血で染まった糸で
紡がれ織られるこの世を
忘れぬ為に我らは謳う

ヤドリギの冠を戴き
常世の河の杯を掲げ
楽園の使者の色を纏う
我等は密かに息づく書物

アヤネシロボナギクッ
aynesirobonagikut
アヤネセラガナギソゥ
ayneseraganagihsoh
ウクドゥッハッ……
ukudutahatu……
(月が登り千夜 星が流れ千夜 歌は続く……)

遠き日々の思い願い
哀しみを積みながら
真理には未だ遠き我等

御霊宿る隠匿の書庫
限り無し日継ぎの御業
忘却の河の行き着く先
我等が総て呑み込まん

あらゆる罪業苦痛の限り
背負い魂は永代続く契り
常世と現世の狭間にて
楽園を我等は謳おう

オリコニジェムィ
orikonijemuy
オキモニメムィ
okimonimemuy
ウコシホノィシネド……
ukosihonoysned……

(夢路の岐路 夢見の神子 伝承の秘色……)

誰一人として知らぬ影
夢幻と語られる物語には
語られぬ秘蹟のからくり

慰めの指が差し出す花へ
すがる哀れに交わす誓い
滔々続く古き日の祷りを
片時と忘れることはない

何時か総ての真実が
真理と成り得るその日
解き放たれる魂は
歓びを歌うこと叶おうか
叶おうか……


アヤネシロボナギクッ
aynesirobonagikut
アヤネセラガナギソゥ
ayneseraganagihsoh
ウクドゥッハッ……
ukudutahatu……
(月が登り千夜 星が流れ千夜 歌は続く……)

我等は密かに息づく書物
常世と現世の狭間で
楽園を謳い真理を求める
我等は密かに謳う歴史……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

吟遊詩人《バード》

民族調が好きです。

()内を逆さまにして偽言語っぽくしてみました。呪文みたいになるかと。

閲覧数:57

投稿日:2010/04/20 12:08:56

文字数:831文字

カテゴリ:歌詞

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