空に浮かぶ あの雲は
どこに流れて いくのだろう
誰に聞いても 分からない
そんな答えを 探している

檻の向こうの 広い世界
どこまで続いて いるのだろう
夢に見るけど 触れられない
だってここから 出られないから

世界の果てまで 飛んでみたい
空と海の交わる所
二つの蒼が溶けた時
どんな色が 生まれるのだろう


綺麗に咲く あの花は
風に吹かれて 散っていく
儚いものだと 人は言う
けれども私は それを望む

格子の中の 狭い世界
いつまで眠れば いいのだろう
目を開けるのは 諦めた
だって鍵は 持っていないから

世界の果てまで 飛んでみたい
天と地の交わる所
交互に昇る星たちは
どんな輝きを 放つのだろう


連れて行ってくれるなら
散るのを許してくれるなら
私は……

鳥籠の中に居続けた
理由なんて忘れるほどに
永い永い時の牢獄
「世界」はまだ あるのだろうか?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

知らない世界

「囚われの姫は何を望むのか」

幽閉されているから外に出たい。自分では出られないから、誰かを待つ。むしろいっそのこと、潔く命を散らしたい。でも自由に死ぬことすらできない――

初投稿なのに暗い…でも暗い方が好き。

閲覧数:63

投稿日:2010/10/04 00:50:45

文字数:393文字

カテゴリ:歌詞

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