【止まった時を旅する少女】
止まる時計の秒針を何食わぬ顔で巻き戻す
空に木魂する悲鳴と虚ろな目で佇む少女は
変わり逝く世界でたったひとり摂理に逆らうように
人々の行き交う雑踏の中置き去りにされていた
見知らぬ街の中彷徨っては暗い道端で
心まで凍えそうな夜を越える
夢に見た世界がどこかにあるかもしれないのなら
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動き出した街並みには芽吹き始めた草木たちが
差し伸べられた手のひらに触れられた瞬間に生まれる
踏み荒らされてた世界にひとり季節に逆らうように
迷い込んだ森の中で肩を抱いて瞼を閉じる
心まで凍えそうな夜の先に
夢に見た世界があるなら
ひと時の安らぎを与えてくれる
通り過ぎる風を辿りながらさぁ探しに行こう
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