暁の空　一筋の雲が貫く　刹那に
見知らぬ誰かの　瞳に呑み込まれ　嫌悪感　舌打ち喰らう


霞む　白と黒の　visionを　叩き割った今


帰る場所失い声も　届きは　しない　成れの果て
気付かないフリして膿んだ　心は　脆く　動き止める


鉄の塊　囲まれ視界を遮る　圧迫
熱帯びる地面　揺らめく陽炎に　虚無感が　押し寄せてる今


澱む　指先から　紅　雫がこぼれる


己の色を差し込んで　光を　投げて　染め上げろ
嘲笑う外野蹴散らし　歩みを　進め　空気触れる


世界に流され　価値を探し出せず　一色に　塗られたとしても


拒む　深層から　溢れる　嘆く暇は無い


帰る場所失い声も　届きは　しない　成れの果て
己の色を差し込んで　光を　投げて　染め上げろ
誰にでもあるlimitを　無駄には　するな　今を生きる



------------------平仮名表記---------------------


あかつきのそら　ひとすじのくもがつらぬく　せつなに
みしらぬだれかの　ひとみにのみこまれ　けんおかん　したうちくらう


かすむ　しろとくろの　びじょんを　たたきわったいま


かえるばしょうしないこえも　とどきは　しない　なれのはて
きづかないふりしてうんだ　こころは　もろく　うごきとめる


てつのかたまり　かこまれしかいさえぎる　あっぱく
ねつおびるじめん　ゆらめくかげろうに　きょむかんが　おしよせてるいま


よどむ　ゆびさきから　くれない　しずくがこぼれる


おのれのいろをさしこんで　ひかりを　なげて　そめあげる
あざわらうがいやけちらし　あゆみを　すすめ　くうきふれる


せかいにながされ　かちをさがしだせず　いっしょくに　ぬられたとしても


こばむ　しんそうから　あふれる　なげくひまはない


かえるばしょうしないこえも　とどきは　しない　なれのはて
おのれのいろをさしこんで　ひかりを　なげて　そめあげろ
だれにでもあるりみっとを　むだには　するな　いまをいきる