「マスター」
「ん?何、アカイト」
「バレンタインデーって何?」
「えっとね…好きな相手や、友達とかにチョコレートをあげる日」

有紗は紅茶をすすりながら答える。

「ふーん。…で?」
「…で?って何がよ?」

有紗はアカイトの顔を見る。

「マスターは誰にあげんの?」
「ッ!?ゴホ…ゲホ!!!」

アカイトは真面目に聞いたのだが、有紗は驚き過ぎて咽せた。

「おい…?何やってんだよ」

アカイトは呆れつつ、有紗の背中をさする。

「だって…急にそんな事言うんだもん」

涙目でアカイトを睨む。

(怖くねぇし。寧ろ可愛いし…)

アカイトは知らんぷりをする。

「マスターは誰にチョコレートあげた事あんの?」
「えー?友達くらいだよ。男の子から"頂戴"って言われた事あるけど」

有紗はモテるのだが、自覚が無いという恐ろしい子だ。

「今回はアカイト達と友達くらいね」

ふあ~
と欠伸をする。

「アカイト…肩貸して。…寝る」
「どーぞ。貸してやる」


(さて…バレンタインデーに何渡そうか)

そんな事を思いながら眠りにつく。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

新しい生活___バレンタインデー?

もう少しでバレンタインデーだ^^

さて…マスターには何を作ってもらおうか←

閲覧数:168

投稿日:2010/02/04 23:39:14

文字数:469文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました