急がなければ…
もうすぐ時が来てしまう

『おはよう。』
僕は初めて見る『空間』というものに目を輝かせる彼女に言った
僕はわざと人間に似せたモノを作った
皮膚も髪の毛も『心』までつけた。


死=喪失感
誰でも最後に訪れることで
いつも隣には『死』があって
僕も人間に生まれたかった
そうすれば、あの時あなたと一緒に死ねたはず

僕ガ死ヌマデアト6日

ある日、彼女は言った
『私ニ名前ヲ付ケテ下サイ。』
僕は名前なんて必要ないと思った
彼女には僕を埋葬する役割しか与えていないから。


死=恐怖感
この世界すべてとの別れで
僕自身との別れでもあって
彼女も人間になりたいと思うのだろうか

そうすればこの感情も生まれないですんだはず

僕ガ死ヌマデアト13秒


彼女は分かっていた
僕が人間ではないことを


すまない。
自分と同じ存在に作られるよりも、人間に作られたと思うほうが良いと思ったんだ

名前をつけなかったのも、自分で作り出すことが出来なかったから。

でも…
今なら…今だったら
ウ”ィィィイィン
君ノ…名…前ハ……
ブチッ

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  • 非営利目的に限ります

陽だマりのウタ

『陽だまりの詩』の《彼》目線です。
シリーズで作るの良いですね。
これを読む場合は『陽だまりの詩』を見てからのほうが良いと思います。
それでは、また。

閲覧数:91

投稿日:2009/02/23 22:32:10

文字数:485文字

カテゴリ:歌詞

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