世の中は辛いってみんな言うよね
手を伸ばしても、届かない場所がある
どれだけ願っても、星が降らない夜もある

懐かしい歌声に傾けて
目を閉じることさえ許されない
残念だけど、君がいくら涙を流したって
誰も微笑みかけてくれないんだ


風が吹いて大事にしてた思い出さえ
吹き飛ばしてしまうけど


吹き飛んで舞う、思い出の中
君が見たのは幻の夕暮れ
生ぬるい風が、古傷に染みて
伸ばした手を引っ込めた



陽だまりの中を誰かが駆けてく
その面影に誰かの顔を見た
懐かしい匂いを振り払って
君はまた坂道を登ってく


幸せを知らない訳じゃない
ただ現実を知ることに慣れただけ
そう言ってまた不安を募らせる
走る列に加わって無理に笑わないで


君が望まなくなったって
いつか望んだ朝はやってくる


君が流した涙で咲く花があるんだ
君が背負った荷物を押す風が吹くんだ
怖くても、いらなくても、君の証
今まで見てきた何よりも輝く証


お願いだからもう一度信じて
涙に価値が無いはずないだろ


握り締めて、離さないで
諦めたって、見捨てたって、君の証
情けなくて、閉じこもった
風が吹いて、いつか笑う、君の証


世界は君が思うより、優しいのさ
だから忘れないで
いつか手に入れる、最後の手段

手を伸ばして、前を向いて
ほらこれがそうさ、君の証

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

昔書いた詞2です。

閲覧数:60

投稿日:2013/09/29 03:02:44

文字数:572文字

カテゴリ:歌詞

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