昨日見た空は いつもどおりだったのに
今日見上げた空は 妙に白いんだ
人気の無い路地を 一人で歩いてた
冬は寒くて嫌いなんだ
いつもは人で溢れてる道も
白い世界は 静かでさ
まるで僕だけがここに いるみたいで
なんだかとても淋しいんだ
近くて遠くて 遠くて近い君へ
僕は今日もここで 君を想うんだ
凍てつく寒さに 身を小さくしては
白い吐息が儚く消えていく
今日見た空は 昨日より白かったから
明日見上げる空は 更に白いのかな?
人気のない世界は 音が少なさすぎて
静かな世界に 響く吐息
昨日までそこにあったのに
今はもうそこにはなくて
まるで僕だけがここに 取り残されたみたいで
今日消えるのはなんなのだろう?
遠くて近くて 近くて遠い君へ
僕は今日もここで 君を想うんだ
消えていくものを 追いかけもせずに
白い世界でしゃがみこんだんだ
離れ離れになっても 僕は呼吸(いき)をするんだ
心にできた穴は 感嘆に塞がりはしないの
凍てつく寒さで 「震えが止まらないよ」
そう言って隠した 「行かないで・・・」
遠くて近くて でも遠い君へ
僕は今日もここで 鳴き声をあげて
静かな世界が 嘲笑(わら)っているようで
「私が笑ったら雪が降るよ」
遠くて近くて 近くて遠い君へ
僕は今日もここから動けないけど
凍てつく寒さの中 君を想っているよ
僕の心が 産声を上げた
雪が降り出した
君が笑っているのかな?
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