壊れる前に少しずつ少しずつ
伸びてったひびわれが
いつかの別れを見せつけるとして

それなら突然に振って沸いたような
この喪失はどんな亀裂を走らせるの

きっとこれから歩くはずの道
真っ二つ縦に走るほど
ずっとこれから進むはずの明日
真っ赤に引き裂くほどの　ひび

ひび　ひび　ひび　日々


硝子以上に気を遣って
取り扱って頂いて
それゆえに滑り落ちるとして

そのうえこんなにも硬い地面で
砕けた破片は誰に突き刺さるの

きっとこれから出会う全て
無差別に傷つけるだろう
ずっとこれから続くはずの今
真っ赤に染めるほどの　ひび

ひび　ひび　ひび　日々

こわれものだとか　繊細だとか
疲れてるだとか　黒歴史だとか
あいしてるだとかつもりだとか
いいわけにすらなってないんだ

ひびからあふれた赤い闇が
日々からこぼれたその涙が
意味するのが
感情だって
理想なんて
下らないって散々

自分の理論を通せたら勝ち
なんてわけじゃないんだよ

ころしたいだとか　惨劇だとか
憑かれてるだとか　多重人格だとか
しんじてるだとかつもりだとか
さっき自分で決めたんだろ

ひびから聞こえたその声が
日々からこぼれたその歌が
意味するのは
感情だって
真実なんて
意味がないって散々

今現在を愛しているなら負け
なんてわけがないんだよ

ひびから聞こえたその声が
日々からこぼれたその歌が

意味するのは