小学校から同じ学校だったのに、初めて同じクラスになった君。

君を初めて見たのはいつだっけ。
そうそう。日曜日、日が暮れる頃だったっけ。
君は、少しだけ、笑ってくれたんだったよね。

「ン……リ……リン!!」
誰?聞き覚えのある声。
「あと5分だけ……」

「テスト中だぞ!!」
レンの……声……?
へ?テスト??
今はベッドのなか……じゃなかった。
数学のテスト中であった。

た、大変だ!!
数学はよりによって一番苦手……
「やっと、起きたな。」
先生に気づかれないよう、レンはこっちを向いて、初めて会った、あのときのように笑ってくれた。
そんな笑顔、テストに手がつかないじゃない!!

数学のテストが終わり、休み時間になった。
「ありがと~!!レンのおかげでテスト0点じゃなくて済んだよ……」
「てかさ、テストで寝ることなんかあんの?ないだろ、普通?」
レンは苦笑しながらそう言った。
「はは……最近テスト多いから徹夜で勉強……ふぁ……」
「ね、レン?あの……さ、レンって、す、す、す、、やっぱ、なんもないっ!!」
「?変なリン。ま、いいか。」

やっぱり、恥ずかしくって「好きな人いるの?」なんて、言えないよ……

気になってまた寝れないじゃない!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【自己解釈】メランコリックを解釈してみた1【part1】

メランコリックを解釈してみました。
メランコリックを解釈してみた2に続く!!

閲覧数:664

投稿日:2012/01/20 19:29:04

文字数:530文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました