A
ある夜突然 眠る僕の夢に
鬼が
僕のすべてを あざ笑うその鬼
夢に
幻想
想像
B
「この世は 所詮 一時の夢であり」
「お前も いつかは水泡に帰す」
「誰もが 所詮 パブロフの犬であり」
「お前も ただ涎を垂らすのみ」
鬼が……
S
寝ても覚めても
逃げても逃げても逃げても逃げても 夜の夢が追いかける
行けども行けども行けども行けども 夜の鬼が潜んでる
どれだけ 上手に 生きようとも
すべてが 夢だと 笑っている
頭の どこかに 棲んでいる
孤島の鬼たちの声が
間奏
A
泡から出でた 盲(めし)いた鬼たちが
幻想
はるか遠くの 孤島で笑う声
想像
幻想
想像
B
僕らが 何処で 何をしているときも
心で 鬼が笑って見ている
ふとした ときに 鏡に表れては
僕らと まったく同じ姿の
鬼が……
S
寝ても覚めても
逃げても逃げても逃げても逃げても 夜の夢が追いかける
行けども行けども行けども行けども 夜の鬼が潜んでる
どんなに 器用に 生きようが
僕らの 存在 咎めるのは
頭に いつでも 響いてる
鬼たちのあざ笑う声
S
そして解った
逃げても逃げても逃げても逃げても 夜の夢が追いかけて
行けども行けども行けども行けども 夜の鬼が潜むのは
鏡で いつでも あざ笑い
すべてが 夢だと 思うのは
鬼でも 誰でも ほかならぬ
僕自身の自己嫌悪だ
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