いとしさと切なさを指先が知った夜
僕はきっと生まれた
青い柩のような月に
遅い口づけをおとして
願いよりも願いらしく 生まれ落ちてきた僕は
そのときから満ちない夢 いまだ君へと還れぬまま
哀しみをこじ開ける
何もかも終わるというのなら
もう一度だけ、名前を呼んで
見つめ合った瞳の奥に
心(ぼく)の居場所をみつけた気がした
いつか聴いた異国の唄の
祈りにそれはよく似ていた
偽りさえ偽りながら こぼれ出した僕のかけら
再び出会うそのときに 次こそ全てを失くしても
哀しみを抱き寄せて
いとしさと切なさを指先が知った夜
君の痛みの羊水から
願いよりも願いらしく 生まれ落ちてきた僕は
そのときから最期の月 いまだ君へと還れぬまま
「 」を待ち焦がれる
何もかも終わるというのなら
もう一度だけ、名前を呼んで
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