蠢く者共が、我らを讃え
蠢く者共が、我らに続く
麗らかなる姫百合も
「貴方のためなら、咲きたい」、と

そう むかーし、昔
妖(あやかし)、百鬼を率いる
人と、猫が、おったそうな
そんな伝説が、今も
語り継がれておるんじゃ

「儂の、逝っちまった旦那と
飼い猫の話サ」
のんのん婆が、また、言っている
「カッカッカッカッカッ!」
のんのん婆が、また
甲高く、笑い上げている

そう ホントか、どうか
妖(あやかし)、百鬼を束ねる
人と、猫は、一つなりて
そんな真実は、今も
忘れ去られておらんよ

「儂の、逝っちまった旦那と
飼い猫の話サ」
のんのん婆が、また、言っている
「カッカッカッカッカッ!」
のんのん婆が、また
甲高く、笑い上げている
「儂も、長く生きた、まんまと」
「舞姫も、昔さ」
のんのん婆が、また、与太話
「カッカッカッカッカッ!」
のんのん婆の影
猫が鳴く 黒く、吹いてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

そんな伝説

作曲者募集。









『駒下駄を履いた猫』#6

閲覧数:52

投稿日:2023/03/18 10:00:03

文字数:397文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました