『まやかし一夜』


御簾越しの慕情を扇子で隠して
夜の帳を蹴倒せば月が逃げていく
初めから期待を持てども無駄だと
頭では理解出来ていた

逃れ切れぬ檻の外に繋がる空は
ただただ虚しさを浮き彫りにさせて
打破する術にしがみついた

一閃された瞳の深さは生き汚さを見せて
それがとても美しいことを知った
滲み出すのは己の無様な体たらくな言い訳
実に馬鹿で何も無いのだと気付く
触れた血の匂いが覚ます現実に酔いしれて
溺れる様に心を添えた


 闇夜ゆく非情を味方に裏切り
 雲に隠れた月の間に紛れ駆けていく
 行えば全てが終(つい)ると知れども
 心から納得出来なくて

 出し抜いて闇の先に広がる原で
 しきりに迫りくる恐怖に映った
 罪悪の数 声を失くす

 重なり合った視線の弱さに縋りたくなるような
 息の詰まる儚げな様に堕ちる
 溢れ出すのは自分の愚かな恥さらしな生き方
 何て愚図で取り繕ってたと知る
 帯びた香の色が褪める現実を呼び覚ます
 数える様に微睡み沈む


出逢わなければ何が違った
 もっと早くに出逢えていたら
燻る胸の高鳴りを聴く
 この必然は偶然なのか

/たった一瞬だったこの一夜に全てを捨てて終わらせる
/それで何もかもが良かったと思えたら・・・
/思えたら・・・

/雑(ま)じり染まり頂く刹那に留め置いて欲しいと
/まるでそれは一瞬の夢のようで
/底を抜かれた無様で愚かな言い訳と生き方が
/示し合わす旅の行方には何も
/残る血の匂いが覚ます現実に潰されて
/千切れる様な心を添えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『まやかし一夜』

前になんだったっけ、別詞でぼやいたヤツを別でまた書いたという
そんなやつ
お貴族様の姫君と任務途中に死にかけながら逃げる忍び、の邂逅
めいたやつになった
2人で歌わせるイメージなんだけど、何が似合うんだろうか
個人的にはがくメイでとにかく聴いてみたい
まぁ別にどの組み合わせでもいいんだけどね( ̄∧ ̄)

全く関係ないけど今からタダ焼肉に行ってくる
やぁーい、賭けに負けた兄ちゃんの奢りだ~~~(牛角で9人分食べ放題という罰)

閲覧数:85

投稿日:2012/07/05 17:36:57

文字数:659文字

カテゴリ:歌詞

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