周りを見渡してみれば
そこには何も無くて
あるように見えているそれも
僕が選んだものじゃない
気まぐれに人は行き交って
ただ埃を巻き上げていく
足下見ないその笑みに
僕はまたペンを投げつけた
インクぶち撒け声を上げて
青く染め上げた君の
その目にどうか焼き付けて
青いボールペンが描く
反比例する「君」と「僕」
巡り会いは気分次第の歌に乗せ
走り出したペン先が問う
「明日の僕はどこへ」
まだ何も見えないままに
席について耳を澄ます
隙間に漏れ出した内緒
名前のついた悪い口が
僕の芯へと突き刺さる
季節外れの雨の中
掠れ始めた僕の
消えそうな想いを組み上げて
青いボールペンが綴る
捻れ始めた「君」と「僕」
すれ違いは自己満足の譜面に落ちて
霞み始めた僕の視界に
「明日の道は見えているか」と
昨日の僕の声がした
選ぶことも欲しがることも
なにも出来ないのなら
せめて書き殴った筆圧に
「今日」の僕を残したい
青いボールペンが滲む
紙の上踊る「君」と「僕」
届くことのないその愛しさは
僕の手首を切り裂いた
残せない思い出を
消えていく思い出を
どうかどうか忘れないで
青いインクの零れた夜に
君へと送るダイアリーを
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