気だるい朝 眠い目擦って伸びをして
窓の外は嫌に明るく 僕の気持ちは裏腹暗く
変わり映えしない今日を 予想して溜め息ついた

やりたいことや夢なんて 語れるほどのものはなくて
ただ社会に置いて行かれたくなくて 現在に甘んじた
ああ 僕はどこへ行くのかな
人混みに揉まれて 不安になって
足がついと止まった

溜め息と弱音溢す口に 放り込んだちいさなミントタブレット
憂鬱と噛み砕いてしまえば 広がるのは辛さと苦さで
思わずなんだか じわりと目にきてしまうんだ


夕暮れ帰り道 疲れた体引きずって
赤い夕日は今日も明々 僕の影が伸びていく
明日も晴れると思ったら なんとなく逃げたくなった

明日はなにか変わるのかな 子供の頃は期待してた
大人になった今は変わることが怖くて でも変わりたがって
ああ やっぱり口ばっかり
自分に嘘ついて 取り繕って
窮屈に縮こまって


一粒、噛んだ口から呟くのは 「つらい」とか「くるしい」とか
それは僕の中の深いところへ沈んでいって
ひやりと冷たい 余韻残して溶けていくんだ


噛み砕いた「世間」は思いの外辛くて
僕の涙誘うんだ 情けない事に
青臭い愚痴を口にするうちは
まだ口にあわないのかなぁ、なんて
そう呟いて箱(ケース)を投げ捨てた

溜め息と弱音溢す口に 放り込んだちいさなミントタブレット
憂鬱と噛み砕いてしまえば 広がるのは辛さと苦さで
思わずなんだか じわりと目にきてしまうんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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憂鬱ミントタブレット

初投稿です。
日々の過ごし方に疑問を感じて、これでいいのか?と考えるも、何も変わることも出来ない。そんなことを考えていたら出来ました。

閲覧数:33

投稿日:2011/09/06 18:27:12

文字数:617文字

カテゴリ:歌詞

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