「お空はどこまで続いてるのですか?」


ベッドに横たわる百花(ももか)が小さな声で私に尋ねた。
大きな黒い瞳が私を見つめ、小さな白い手が私をつかむ。

なんて可愛いんだろう。
仔ウサギのような少女が、じっと私を見つめている。


「空は広いから、どこまでも続いてるよ」


その言葉を聞き、少女は儚げに微笑んだ。


「よかった・・・。華恋(かれん)と離れるのは嫌だから・・・」


私の手を握る力が少し強くなった。
お返しに、私も強く握り返す。


「ねえ華恋・・・」


少女は何か言いかけたが、そのまま眠りについてしまった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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少女が願ったあの日 1


オリジナル作品です><

若干百合っぽいですが、そんなに濃いものではありませんww

読んでくれた方、ありがとうございます^^
感想いただけたら嬉しいです♪

閲覧数:61

投稿日:2012/03/30 01:56:55

文字数:268文字

カテゴリ:小説

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